耐久性の高いトラックシートを選ぶポイントを解説

トラックシート専門店が解説

トラックシートの生地の違いは？

長持ちするトラックシートの選び方とは？

トラックシートは、トラックの荷台を守る重要な役割を果たし、使われる生地や加工によって耐久性や機能が大きく変わります。素材の特徴や用途を理解し、使う場面に合ったシートを選ぶことで、シートの耐久性を高めることができます。本記事では、代表的なトラックシートの生地の種類と耐用期間、後半には素材以外で耐久性の高いシートの選ぶポイントについて詳しくご紹介します。

生地の種類と耐用期間の目安

生地の種類	使用期間	生地の特徴
・エステル帆布	約5年	エステル帆布は、ポリエステル織布に塩化ビニルをコーティングした生地で、防水性と耐久性が高く、トラックシートに最適で運送業界で絶大な人気があります。号数が小さいほど強度が増し、「5号」が最も普及しています。 ※注意：トラックシートに「1号」「2号」といったサイズ規格が記載されている商品がありますが、エステル帆布の号数とは無関係です。
・綿帆布	約3年	エステル帆布と比べ、防水性能は「通気性防水」が特徴です。乾燥時は通気性があり、雨で濡れると水を吸収して防水性が高まります。このため結露しにくく、青果物やアスファルト合材の運搬に適しています。ただし、綿帆布は水を吸うと縮むため、サイズに誤差が生じることがあります。
・ターポリン	約2〜3年	ターポリンは、エステル帆布に比べて耐久性は劣るものの、価格がやや抑えられているため、コストパフォーマンスの面で人気があります。防水性がありますが、頻繁に使用すると摩耗しやすい点に注意が必要です。軽トラックのトラックシートで使われることがあります。
・PEシート・ポリエチレン	約3～6ヶ月	ポリエチレンは、軽くて丈夫な素材で、PEシートとしても用いられます。特に軽量で持ち運びが簡単なため、頻繁にシートを取り外す必要がある場合に適しています。ただし、紫外線には弱いため、長時間の屋外使用には適しておらず、定期的に交換が必要です。

生地の種類と耐用期間の目安イメージ

長く使用する場合は、帆布のトラックシートを利用したほうがコストを抑えることにつながる。

耐久性の高いトラックシートの選ぶポイント

1. 帆布のトラックシート

ハトメやペケットの強度は、トラックシートの耐久性を左右する重要な要素です。これらがしっかりしていないと、ペケットが破れたり、ハトメが外れたりして、シートが破損しやすくなります。特に厚手のシートは一度破れると修理が難しく、専門業者への依頼や新品購入が必要になることもあります。
関西シートのトラックシートはすべて補強加工が施されており、長く安心してお使いいただけます。
- ハトメの補強
  
  別生地やロープなどで
  補強がされているか？
- ペケットの補強
  
  裏表の２重縫製か？
  防水加工がされているか？
2. 三角ペケットの位置を調整できるか

トラックシートをハトメだけで固定すると、走行中に風でバタつき、破損の原因になります。このバタつきを防ぐために三角ペケットを取り付け、ゴムロープで引っ張ることでハトメの負荷が分散され耐久性が向上します。
しかし、三角ペケットの位置が合わないと効果が半減するため、関西シートではトラックや荷台に合わせた最適な位置で三角ペケットを配置し、安心してご利用いただけるシートを提供いたします。
3. 自社のトラックや配送物に適した加工が可能か

トラックや荷物、天候により負荷がかかる場所は異なるため、使用環境に合ったトラックシートを選ぶことが長持ちの秘訣です。
当社では多くのご要望に応じ、多様なシートを製作してきました。その中で特に好評なのが、ハトメ部分を2点で補強する方法です。ペケットの位置を調整して負荷を分散し、一方が破損してももう一方で補完できるため、荷物を安全に運搬できる設計となっています。

＼サイズオーダーのトラックシートご購入はこちらから／

サイズオーダーのトラックシート

関西シートでは、高品質なエステル帆布をお好みのサイズでご注文いただけます。
ハトメやペケットには強化加工が施され、長く安心してお使いいただける耐久性を備えています。また、2点補強によるペケットの位置調整や、雨の侵入を防ぐ前垂れ追加など、カスタマイズにも対応可能です。お客様のニーズに合わせたシート製作をお約束いたしますので、安心してご購入ください。